一挙掲載

島田雅彦「スーパーエンジェル」

初めにアルゴリズムがあった。アルゴリズムはマザーとともにあり。アルゴリズムがマザーであった――危機にある人類の可能性を問う、スペキュラティブ・フィクション。島田雅彦「スーパーエンジェル」。


新連載

大澤聡「国家と批評」

戦時下、警報のサイレンのなか、男はすっかり戦後を念頭において、社会再建の構想をためらいなく口にする。かれはいかに思考し、生きたのか。新時代の批評がはじまる。大澤聡の新連載評論「国家と批評」


新連作

工藤庸子「大江健三郎と「晩年の仕事(レイト・ワーク)」

いまだ論じ尽くされていない巨人・大江健三郎。「おかしな二人組」三部作と「晩年様式集」に至るその後の散策を、フランス文学者が徹底的に論じるモノグラフ・シリーズ。工藤庸子「大江健三郎と「晩年の仕事(レイト・ワーク)」


アンケート特集

シネマ2019

青木淳悟 青山真治 石田千 石戸諭 井戸川射子 入江哲朗 上田岳弘ほか68人の風景。


特別鼎談

東浩紀×大澤真幸×山城むつみ「いま批評を書くとはどういうことか」

「当選作なし」に終わった昨年の群像新人評論賞を受け、選考委員の三人が語る批評の現在と、これから。東浩紀×大澤真幸×山城むつみによる特別鼎談「いま批評を書くとはどういうことか」


〈一挙掲載〉

〈新連載小説〉
ゴッホの犬と耳とひまわり  長野まゆみ
〈新年短篇特集〉
見るな  瀬戸内寂聴
焚書類聚  皆川博子
タンパク  高樹のぶ子
カズイスチカ  高橋源一郎
星を送る  高村 薫
漏斗と螺旋  山尾悠子
UFOとの対話  保坂和志
恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ  川上弘美
ぶつひと、ついにぶたにならず  小池昌代
わたし舟  多和田葉子
未の木  飛 浩隆
神xyの物語  町田 康
我が人生最悪の時  磯﨑憲一郎
M――「怨む御霊」考  古川日出男
猿を焼く  東山彰良
Green Haze  阿部和重
あら丼さん 長嶋 有
最後の恋  上田岳弘
クレペリン検査はクレペリン検査の夢を見る  松田青子
トーチカ  藤野可織
隕石  滝口悠生
猪垣  青山七恵
ほんのこども  町屋良平
目白ジャスミンティー  山田由梨
〈野間文芸賞・野間文芸新人賞発表〉
第72回野間文芸賞受賞作
「人外」  松浦寿輝
第41回野間文芸新人賞受賞作
「神前酔狂宴」  古谷田奈月
「デッドライン」  千葉雅也
受賞のことば/選評(小川洋子 島田雅彦 高橋源一郎 長嶋 有 保坂和志 星野智幸〈新連載小説〉

スーパーエンジェル  島田雅彦

〈新連載・連作・読み切り評論〉

国家と批評  大澤聡

大江健三郎と「晩年の仕事(レイト・ワーク)」  工藤庸子

暴力の二つのボタンーー武田泰淳とジョージ・オーウェル  高原到

〈アンケート特集〉

シネマ2019

青木淳悟 青山真治 石田千 石戸諭 井戸川射子 入江哲朗 上田岳弘 大空ゆうひ 太田靖久 岡野大嗣 オカヤイヅミ 小田原のどか 小野正嗣 角田光代 笠井潔 片岡義男 亀山郁夫 苅部直 岸本佐知子 木村紅美 くどうれいん 鴻池留衣 呉勝浩 坂本安美 紗倉まな 塩田武士 柴崎友香 島田潤一郎 睡蓮みどり 諏訪哲史 曽根圭介 高橋弘希 高山羽根子 滝口悠生 武田砂鉄 崔実 中条省平 辻原登 坪内祐三 津村記久子 内藤誠 中村文則 沼田真佑 野崎歓 蓮實重彦 早見和真 原一男 東山彰良 平岡陽明 廣瀬純 広瀬奈々子 藤野可織 古川日出男 ブレイディみかこ 町屋良平 松村圭一郎 三浦哲哉 水原涼 ミヤギフトシ 向井康介 山内マリコ 山崎まどか 山田由梨 山本司真 吉村萬壱 四方田犬彦 李琴峰 綿野恵太

〈特別鼎談〉

いま批評を書くとはどういうことか  東浩紀×大澤真幸×山城むつみ

アウア・エイジ(Our Age)  岡本学

〈論点〉

コミュニケーションと輪郭  伊藤亜紗

〈滞在記〉

文芸ピープル ブリテン諸島出版見聞録前篇  辛島デイヴィッド

〈鼎談シリーズ〉

二〇世紀の思想・文学・芸術 第3回「革命と共産主義」  松浦寿輝×沼野充義×田中純

〈連載〉

その日まで〔15〕  瀬戸内寂聴

ゴッホの犬と耳とひまわり〔2〕  長野まゆみ

チーム・オベリベリ〔15〕  乃南アサ

鉄の胡蝶は歳月に記憶は夢に彫るか〔18〕  保坂和志

二月のつぎに七月が〔25〕  堀江敏幸

ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain〔24〕  ブレイディみかこ

LA・フード・ダイアリー〔5〕  三浦哲哉

愚行の賦〔7〕  四方田犬彦

人間とは何か──フランス文学による感情教育──〔31〕   中条省平

現代短歌ノート〔117〕  穂村 弘

私の文芸文庫〔2〕『Ambarvalia/旅人かへらず』  松浦寿輝

極私的雑誌デザイン考〔1〕  川名潤

〈随筆〉

底翳の眼  西村賢太

本には宛先が書かれている  辻山良雄

ただしい会話  神里雄大

かくも官公労的な楽園  高野文子と戦後  前川真行

軟着陸はありえない? サンクトペテルブルクにて 三浦基

偶然よく似た道の上で  七尾旅人

〈書評〉

友の足音を聴く(『ヴァルター・ベンヤミン』柿木伸之)  田中純

『ひみつのしつもん』の、リズムのひみつ(『ひみつのしつもん』岸本佐知子)  青木耕平

ぐるぐる(『デッドライン』千葉雅也)  藤野千夜

新たなる序章か(『瓦礫の死角』西村賢太)  阿部公彦

詐術に抗する語り(『出雲神話論』三浦佑之)  赤坂憲雄

その大いなる水たまりの向こうへ(『変半身(かわりみ)』村田沙耶香)  小澤英実

〈創作合評〉

阿部公彦×小川公代×上田岳弘

「猿を焼く」東山彰良(群像2020年1月号)

「的になった七未」今村夏子(文學界2020年1月号)

「アンコンシャス」金原ひとみ(新潮2020年1月号)