新年短篇特集 山尾悠子 町田康 沼田真佑 長嶋有 田中兆子 川上弘美 円城塔 上田岳弘

新年短篇特集は、山尾悠子「部屋と喫水」、町田康「大国主神」、沼田真佑「遡」、長嶋有「願いのコリブリ」、田中兆子「地球より重くない」、川上弘美「あれから今まで一回もマニキュアをしたことがない」、円城塔「距離のふたり」、上田岳弘「ボーイズ」を掲載!

・巻頭一挙掲載
「あなたにオススメの」 本谷有希子
「推子のデフォルト」……〈等質〉になれない子を抱えたママ友の悩みは、推子にとって最高のコンテンツだった。
「マイイベント」……巨大台風が近づきつつある川沿いのマンションで、渇幸はわくわくを抑えきれない。
・読み切り
「こんにちは赤ちゃん」 小林エリカ

批評 小川公代 樫村晴香

「いま」の常識に当てはまらない生き方を選ぶ人へ、共感とケアの連載によって生み出されてきた文学がある、小川公代の短期集中連作第2回「ケアの倫理とエンパワメント オスカー・ワイルドの越境するケア――三島由紀夫、多和田葉子の全人類的視点」。反―人間でも、超―人間でも、妖怪でもなく、「人間―でないもの」とは何か。二〇世紀の記憶をめぐる、樫村晴香の読み切り評論「人間―でないもの」。

・短期集中連作
「ケアの倫理とエンパワメント オスカー・ワイルドの越境するケア――三島由紀夫、多和田葉子の全人類的視点」 小川公代
・連載完結
「ショットとは何か」 蓮實重彦
・読み切り
「人間―でないもの」 樫村晴香

連載完結 蓮實重彦

これこそがまさにショットである。映画と世界をめぐる思考の冒険がここに完結。蓮實重彦の連載「ショットとは何か」が最終回を迎える。

2020年のジョン・レノン
「1962年のハンバーガー」 片岡義男
「星の歌」 高橋久美子
「アミラル」 向井康介

新連載 斉藤倫

【野間文芸賞・野間文芸新人賞発表】

お通しに詩をお出しします――。初めて入ったその店は、いぬのマスターが営むすこし不思議なバーだった、斉藤倫の新連載「ポエトリー・ドッグス」。


論点 秋草俊一郎 石戸諭 立木康介 森元斎 

今月の「論点」は、秋草俊一郎「拡張される自意識のための「世界」――「世界文学」とアメリカ」、石戸諭「哲学を実践する――東浩紀『ゲンロン戦記』に寄せて」、立木康介「囚われ人たちのスケープゴート」、森元斎「抵抗とは生である」を掲載。

【論点】
「その警官、友人につき」 阿部大樹
「私たちは行列する——2020年アメリカ大統領選挙を見つめて」 シェリーめぐみ
「本当なのは一瞬だった」 ジョン・フリーマン 小澤身和子訳
「日本の「自粛警察」とファシズム——ドイツとの比較から考える」 田野大輔
「コミュニケーション的暴力としての、意味の占有」 三木那由他

〈新年短篇特集〉

部屋と喫水 山尾悠子

大国主神 町田康

遡 沼田真佑

願いのコリブリ  長嶋有

地球より重くない  田中兆子

あれから今まで一回もマニキュアをしたことがない  川上弘美

距離のふたり  円城塔

ボーイズ  上田岳弘

〈批評〉

ケアの倫理とエンパワメント〔2〕オスカー・ワイルドの越境するケア――三島由紀夫、多和田葉子の全人類的視点  小川公代 

ショットとは何か〔5〕 蓮實重彦

人間―でないもの――キューブリック、タルコフスキー、二〇世紀を見る 樫村晴香

〈新連載〉

ポエトリー・ドッグス  斉藤倫

〈特別対談〉

人間の言葉を伝える  いとうせいこう×白川優子

〈連作〉

ほんのこの日  町屋良平

〈article〉

英語版「MONKEY」について、柴田元幸さんに聞いてみた  小澤身和子

小さなメディアをつくる 食の文筆家・木村衣有子に訊く  宮田文久

〈chat〉

ウルフ・チャット#2  小澤みゆき×関口竜平

〈論点〉

拡張される自意識のための「世界」――「世界文学」とアメリカ  秋草俊一郎

哲学を実践する――東浩紀『ゲンロン戦記』に寄せて  石戸諭

囚われ人たちのスケープゴート  立木康介

抵抗とは生である  森元斎

〈コラボ連載〉

DIG 現代新書クラシックス〔2〕  山口尚「喪失の時間」

〈連載〉

その日まで〔19〕  瀬戸内寂聴

戒厳〔3〕  四方田犬彦

はぐれんぼう〔7〕  青山七恵

ゴッホの犬と耳とひまわり〔13〕  長野まゆみ

鉄の胡蝶は記憶に夢の歳月に彫るか〔30〕  保坂和志

二月のつぎに七月が〔34〕  堀江敏幸

マルクスる思考〔5〕  斎藤幸平

硝子万華鏡〔5〕  日和聡子×ヒグチユウコ

現代短歌ノート二冊目〔5〕  穂村弘

日常の横顔〔6〕  松田青子

日日是目分量〔7〕  くどうれいん

Nの廻廊〔7〕  保阪正康

薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪〔9〕  諏訪部浩一

ハロー、ユーラシア〔9〕  福嶋亮大

歴史の屑拾い〔10〕  藤原辰史

「近過去」としての平成〔11〕  武田砂鉄

「ヤッター」の雰囲気〔11〕  星野概念

星占い的思考〔11〕  石井ゆかり

辺境図書館〔12〕  皆川博子

国家と批評〔11〕  大澤聡

〈世界史〉の哲学〔131〕  大澤真幸

新連載 文芸文庫の風景〔2〕  馬込将充

極私的雑誌デザイン考〔13〕  川名潤

〈随筆〉

鎮めと蘇り  棚瀬慈郎

人と家電と死番虫  三好愛

a momentary stay  惠愛由

市場の古本屋  宇田智子

〈書評〉

『夢七日 夜を昼の國』いとうせいこう  矢野利裕

『それを小説と呼ぶ』佐々木敦  古谷利裕

『暗闇にレンズ』高山羽根子  倉本さおり

『玉電松原物語』坪内祐三  中野翠

『旅する練習』乗代雄介  金子由里奈

『「線」の思考 鉄道と宗教と天皇と』原武史  長谷川香

『だまされ屋さん』星野智幸  小川さやか