第53回毎日芸術賞受賞!

津島佑子さんの『黄金の夢の歌』(講談社2010年12月刊)が、第53回毎日芸術賞の文学Ⅰ部門(小説・評論)を受賞!

毎日芸術賞はあらゆる芸術分野を対象に、特に優れた成果を上げた個人・団体に贈られます。

 

この世界の果てには、懐かしくやさしい詩がある。
不思議な男の子の声に導かれ、中央アジアの草原をさまよう「あなた」。歴史の奥に秘められた、人間を励ます叙事詩の意味を探る書き下ろし長篇です。


津島佑子

1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒業。

『草の臥所』で泉鏡花文学賞、『寵児』で女流文学賞、『光の領分』で野間文芸新人賞、『黙市』で川端康成文学賞、『夜の光に追われて』で読売文学賞、『風よ、空駆ける風よ』で伊藤整文学賞、『火の山――山猿記』で谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、『笑いオオカミ』で大佛次郎賞、『ナラ・レポート』で芸術選奨文部科学大臣賞、紫式部文学賞を受賞。


第65回毎日出版文化賞受賞!

山城むつみさんの『ドストエフスキー』(講談社2010年11月刊)が、第65回毎日出版文化賞(文学・芸術部門)を受賞!

毎日出版文化賞は1947年に創設され、1年間に発行された出版物(電子出版物・翻訳本を含む)を対象に、4部門に分けて特に優れたものを選び、著編者、翻訳者と出版社を顕彰する賞です。

 

文学史上最大の衝撃、ドストエフスキーとは何なのか?

気鋭の批評家が切りひらくドストエフスキー論の新たな地平。


山城むつみ

1960年、大阪府生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科卒業。

1992年「小林批評のクリティカル・ポイント」で第35回群像新人文学賞受賞。著書に『文学のプログラム』『転形期と思考』がある。


川上弘美さん『神様 2011』英語版掲載!

川上弘美さん『神様 2011』英語版が、イギリスの文芸誌「GRANTA」のオンライン版に掲載されました!

英語版は柴田元幸さん、テッド・グーセンさんによる共訳で、『God Bless You 2011』というタイトルです。「GRANTA」はイギリスで1889年に創刊された文芸誌で、これまで村上春樹さん、大江健三郎さん、桐野夏生さんの作品が掲載されました。

『神様 2011』は「群像」2011年6月号に掲載されて大きな反響を呼び、同年9月に単行本として講談社より発売されました。ぜひこの機会に、日本語版と英語版ともに読んでみて下さい。


川上弘美『神様 2011』(講談社2011年9月刊)

くまにさそわれて散歩に出る。「あのこと」以来、初めて――。

 

1993年に書かれたデビュー作「神様」が、2011年の福島原発事故を受け、新たに生まれ変わった――。「群像」発表時より注目を集める話題の書!

 

2011年。わたしはあらためて、「神様2011」を書きました。原子力利用にともなう危険を警告する、という大上段にかまえた姿勢で書いたのでは、まったくありません。それよりもむしろ、日常は続いてゆく、けれどその日常は何かのことで大きく変化してしまう可能性をもつものだ、という大きな驚きの気持ちをこめて書きました。――<「あとがき」より>