第154回芥川賞受賞!

本谷有希子さんの「異類婚姻譚」(「群像」2015年11月号掲載)が、第154回芥川賞を受賞!

 

『異類婚姻譚』 (講談社2016年1月刊)

「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」

結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作ほか、「藁の夫」など短編3篇を収録。大江健三郎賞、三島由紀夫賞受賞作家の2年半ぶり、待望の最新作!


本谷有希子

1979年生まれ。2000年、「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』により第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』により第53回岸田國士戯曲賞受賞。2011年に小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年に『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、2014年に『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『あの子の考えることは変』『生きてるだけで、愛』『グ、ア、ム』など多数。


第32回織田作之助賞受賞!

堂垣園江さん『浪華古本屋騒動記』(講談社2015年4月刊)、第32回織田作之助賞(同賞実行委員会主催)受賞!


 『浪華古本屋騒動記』(講談社2015年4月刊)

 

大阪のどこかにお宝は眠っているのか? 古本屋の知恵が試される! 

古本屋の商売は年々厳しく、ある者は借金取りに追われ、またある者はアルバイトで稼ぎしのいでいる。大きく稼げる古典籍は、歴史的な大火に何度も見舞われた大阪からはもはや出てくる筈が無い。
 ところが、「お宝はあんねん」と名物古書店の3代目・高津は古地図を振りかざし――!?


堂垣園江

1960年大阪生まれ。1996年に「足下の土」で第39回群像新人文学賞優秀作。1994年からカナダに暮らし、1997年からメキシコに在住。1999年、初の作品集『ゼラブカからの招待状』で第21回野間文芸新人賞候補となる。2000年に帰国し大阪に住む。2001年に『ベラクルス』で野間文芸新人賞を受賞。他の著書に、『ライオン・ダンス』、『グッピー・クッキー』『うつくしい人生』がある。


サントリー学芸賞&角川財団学芸賞をダブル受賞!

安藤礼二さんの『折口信夫』(講談社2014年11月刊)が、第37回サントリー学芸賞(サントリー文化財団主催)と第13回角川財団学芸賞(角川文化振興財団主催)を受賞しました!

 『折口信夫』(講談社2014年11月刊)

日本の知の結晶ともいうべき折口信夫。文学、民俗学のみならず、その広大なる表現領域は他の者を圧巻する。起源・言語・古代・祝祭・乞食・天皇・神・宇宙と題された章の数々──、これを追うだけで心が打ち震える。
折口とアイヌや台湾を論じた列島論、西脇順三郎、井筒俊彦、平田篤胤と折口を研究した詩語論をも付記した世界に冠たる大著。

この本を読まずして折口を語るなかれ!


 

安藤礼二

1967年、東京都生まれ。文芸評論家、多摩美術大学美術学部准教授。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代は考古学を専攻する。出版社の編集者を経て、2002年「神々の闘争――折口信夫論」で群像新人文学賞優秀作を受賞、批評家としての活動をはじめる。2006年、折口の全体像と近代日本思想史を問い直した『神々の闘争 折口信夫論』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2009年には『光の曼陀羅 日本文学論』(同)で大江健三郎賞と伊藤整文学賞も受賞した。ほか『近代論 危機の時代のアルシーヴ』『場所と産霊 近代日本思想史』『祝祭の書物 表現のゼロをめぐって』などの著作がある。