群像2010年9月号

2号連続掲載!舞城王太郎「ほにゃららサラダ」

8月号「ドナドナ不要論」に引き続き、今月は舞城王太郎「ほにゃららサラダ」が登場! 私が発見した「芸術」とは!? 8月下旬には単行本『イキルキス』が発売されます。


尼僧として生きるとは?多和田葉子×小野正嗣

多和田葉子が書き下ろし小説『尼僧とキューピッドの弓』について、学生時代から読者だったという小野正嗣と語り合います。女性には2種類の生き方がある? 聖と俗が混じり合う修道院を小説にすると? 多和田作品を読む3つのキーワードとは!? 言葉と物語についての豊穣な対話をお楽しみ下さい!


大好評「戦後文学を読む」第4弾

これまで野間宏、武田泰淳、椎名麟三を特集して大好評の「戦後文学を読む」。第4回は梅崎春生を取り上げます。出世作の「桜島」を再録、合評には奥泉光、福永信、朝吹真理子が登場! 白熱した議論をお楽しみ下さい。

小説は時の流れに勝利できるのか? 切実な問いを発し続ける佐藤友哉が、戦後文学に挑む小説連作。第二回は戦後文学の雄・武田泰淳の「蝮のすえ」と対峙した「蠼(はさみむし)のすえ」!


もくじ

〈創作〉

ほにゃららサラダ  舞城王太郎

蠼(はさみむし)のすえ  佐藤友哉

大黒島  三輪太郎

〈特集〉

戦後文学を読む〔4〕梅崎春生

〈合評〉「桜島」「幻化」  奥泉 光×福永 信×朝吹真理子

〈再録〉「桜島」  梅崎春生

〈対談〉

聖と俗の修道院を書く  多和田葉子×小野正嗣

〈連載小説〉

昼田とハッコウ〔7〕  山崎ナオコーラ

わたしの彼氏〔9〕  青山七恵

裂〔10〕  花村萬月

未明の闘争〔11〕  保坂和志

日本文学盛衰史 戦後文学篇〔11〕  高橋源一郎

〈連載評論〉

孤独の発明〔9〕  三浦雅士

村上春樹の短編を英語で読む〔13〕  加藤典洋

〈世界史〉の哲学〔19〕  大澤真幸

東と西――横光利一の旅愁〔26〕  関川夏央

〈連載〉

会社員小説をめぐって〔3〕  伊井直行

現代短歌ノート〔6〕  穂村 弘

「生」の日ばかり〔18〕  秋山 駿

映画時評〔21〕  蓮實重彦

〈随筆〉

「マサシゲ」  岩阪恵子

滝で遊ぶ  恒川光太郎

妙なる調べをもとめて  佐藤良成

〈私のベスト3〉

それとなくせずにいたこと  岡崎祥久

沖縄で観た民謡ライヴ  木村紅美

わたしの「母語」  温又柔

〈書評〉

横光利一の衣鉢を継ぐ“純粋小説”(『甘苦上海 完結版』高樹のぶ子)  川村 湊

白鍵と黒鍵のあわい(『シューマンの指』奥泉 光)  酒井順子

責任と勝負の行方(『俺俺』星野智幸)  武田将明

「日本」をこえる思想の運動(『場所と産霊 近代日本思想史』安藤礼二)  苅部 直

「新刊は待たれていた。」(『星座から見た地球』福永 信)  青木淳悟

〈創作合評〉

富岡幸一郎+鴻巣友季子+円城 塔

「スーパーヒロイン」長島有里枝(群像2010年8月号)

「ピラミッドの憂鬱」楊逸(群像2010年8月号)

「勝手にふるえてろ」綿矢りさ(文學界2010年8月号)