【初夏短篇特集】川上弘美 金原ひとみ 川崎 徹 くどうれいん 紗倉まな 田中兆子 沼田真佑 藤野可織 町田 康

 

アンの家に一回り年下の恋人がやってきた。朝見とカズとアンと恋人の四人で飲むことになった。
最初に読んだ三島由紀夫の小説は
    川上弘美
「じゃ真野も踊れるようになったしクラブ行こうよ!」。私たちは夜の街へ。
モンキードーン 金原ひとみ
父は用済みの体から早々と出ていった。封切られた黄色い箱のキャラメルを残して。
父のキャラメル 川崎 徹
意味のあることにしたくないまみ子は、不要になった指輪をどのように処理すればいいのかわからないでいる。
川はおぼえている くどうれいん
モチノくんの逃亡の相手に選ばれて、わたしは浮かれていた。この車はどこへ向かうのだろう。
ごっこ 紗倉まな

アンの家に一回り年下の恋人がやってきた。朝見とカズとアンと恋人の四人で飲むことになった。(川上弘美「最初に読んだ三島由紀夫の小説は」)

 「じゃ真野も踊れるようになったしクラブ行こうよ!」。私たちは夜の街へ。(金原ひとみ「モンキードーン」)

父は用済みの体から早々と出ていった。封切られた黄色い箱のキャラメルを残して。(川崎 徹「父のキャラメル」)

意味のあることにしたくないまみ子は、不要になった指輪をどのように処理すればいいのかわからないでいる。(くどうれいん「川はおぼえている」)

モチノくんの逃亡の相手に選ばれて、わたしは浮かれていた。この車はどこへ向かうのだろう。(紗倉まな「ごっこ」)

幼少時の記憶を呼び起こすまん丸な穴、久しぶりに会うロック・バー店長との会話。作家・木山のある秋の日。(沼田真佑「朝霧の」)

青木きららじゃない遠子が言う。「近子も近子を忘れればいい。私みたいに」――。(藤野可織「トーチカ2」)

小学生のとき、母の代わりに公民館のサイレンを鳴らす仕事を任された俺は、それ以来ずっと、サイレンと共に生きてきた。(田中兆子「サイレン」)

疲労困憊した倭建命は死んで白鳥となり飛び立つ。遺された御子たちの行く末。(町田 康「続・日本武尊」)


【連作】【創作】柴崎友香 【ノンフィクション】伊藤春奈

 

探偵は依頼主の指輪をさがしに離島へ。断崖の廃屋で男と出会う―。
帰れない探偵  忘れないための歌を 柴崎友香
空を飛ぶことは、ふたりの人生を変えた。視界を変え、体の内部から言葉も変えた。
およそ一〇〇年前、困難のなかで手を取り支え合った彼女たちの生きざまを辿る。
ふたり暮らしの〈女性〉史2 伊藤春奈

探偵は依頼主の指輪をさがしに離島へ。断崖の廃屋で男と出会う―。(柴崎友香「帰れない探偵  忘れないための歌を」)

空を飛ぶことは、ふたりの人生を変えた。視界を変え、体の内部から言葉も変えた。およそ一〇〇年前、困難のなかで手を取り支え合った彼女たちの生きざまを辿る。(伊藤春奈「ふたり暮らしの〈女性〉史〔2〕」)


【対談】三宅 唱×蓮實重彥 【インタビュー】島田雅彦(聞き手:石戸 諭)

 

蓮實重彥さんの『ショットとは何か』の刊行を記念して、映画監督の三宅唱さんとの対談を掲載しています。蓮實批評の鍵概念=ショットをめぐって繰り広げられる、真摯で自由な対話。(三宅 唱×蓮實重彥「三宅さん、ショットとはいったい何なんでしょうか?」)

島田雅彦さんの近刊『パンとサーカス』に、石戸諭さんが切りこんだインタビューも必読です。(島田雅彦 聞き手:石戸諭「政治小説の復讐」)



【エッセイ】燃え殻 【書評】木下龍也 舞城王太郎『短篇七芒星』

 

『湯布院奇行』を刊行した燃え殻さんに、特別エッセイ「とにかく遠くへ行きたかった。」をご寄稿いただきました。

舞城王太郎さんの『短篇七芒星』の書評を木下龍也さんに書いていただきました。七つの短篇にそれぞれ短歌をあわせた『短歌七芒星』をお楽しみください。


【追悼・見田宗介】大澤真幸 【最終回】諏訪部浩一

4月に逝去された見田宗介さんの追悼文「先生と私」大澤真幸さんにお寄せいただいています。心よりご冥福をお祈りいたします。

諏訪部浩一さん「薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪」が最終回を迎えました。


アンの家に一回り年下の恋人がやってきた。朝見とカズとアンと恋人の四人で飲むことになった。
最初に読んだ三島由紀夫の小説は
    川上弘美
「じゃ真野も踊れるようになったしクラブ行こうよ!」。私たちは夜の街へ。
モンキードーン 金原ひとみ
父は用済みの体から早々と出ていった。封切られた黄色い箱のキャラメルを残して。
父のキャラメル 川崎 徹
意味のあることにしたくないまみ子は、不要になった指輪をどのように処理すればいいのかわからないでいる。
川はおぼえている くどうれいん
モチノくんの逃亡の相手に選ばれて、わたしは浮かれていた。この車はどこへ向かうのだろう。
ごっこ 紗倉まな
初夏
短篇特集
056
049
016
008
037
幼少時の記憶を呼び起こすまん丸な穴、久しぶりに会うロック・バー店長との会話。作家・木山のある秋の日。
朝霧の 沼田真佑
青木きららじゃない遠子が言う。「近子も近子を忘れればいい。私みたいに」―。
トーチカ2 藤野可織
小学生のとき、母の代わりに公民館のサイレンを鳴らす仕事を任された俺は、それ以来ずっと、サイレンと共に生きてきた。
サイレン 田中兆子
疲労困憊した倭建命は死んで白鳥となり飛び立つ。遺された御子たちの行く末。
続・日本武尊 町田 康
探偵は依頼主の指輪をさがしに離島へ。断崖の廃屋で男と出会う―。
帰れない探偵  忘れないための歌を 柴崎友香
空を飛ぶことは、ふたりの人生を変えた。視界を変え、体の内部から言葉も変えた。
およそ一〇〇年前、困難のなかで手を取り支え合った彼女たちの生きざまを辿る。
ふたり暮らしの〈女性〉史2 伊藤春奈
連作
創作
ノン
フィクション
168
153
127
116
104
084
Early 
summer 
short story
蓮實批評の鍵概念=ショットをめぐって繰り広げられる、真摯で自由な対話。
三宅さん、ショットとはいったい
何なんでしょうか? 三宅 唱×蓮實重彥
島田文学の到達点『パンとサーカス』に、気鋭のジャーナリストが切りこむ。
政治小説の復讐  島田雅彦 聞き手  石戸 諭
先生と私  大澤真幸
とにかく遠くへ行きたかった。  燃え殻
アメリカ小説の多様性にこそ、「小説」の可能性がある。
薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪 @6  諏訪部浩一
短歌七芒星  木下龍也
追悼・
見田宗介
『湯布院奇行』
刊行記念
特別エッセイ
『短篇七芒星』
刊行記念書評
最終回
『ショット
とは何か』
刊行記念対談
『パンと
サーカス』
刊行記念
インタビュー
228

〈初夏短篇特集〉

  • 最初に読んだ三島由紀夫の小説は  川上弘美
  • モンキードーン  金原ひとみ
  • 父のキャラメル  川崎 徹
  • 川はおぼえている  くどうれいん
  • ごっこ  紗倉まな
  • 朝霧の  沼田真佑
  • トーチカ2  藤野可織
  • サイレン  田中兆子
  • 続・日本武尊  町田 康

〈連作〉

〈創作〉

  • 帰れない探偵  忘れないための歌を  柴崎友香

〈ノンフィクション〉

  • ふたり暮らしの〈女性〉史〔2〕  伊藤春奈

〈『ショットとは何か』刊行記念対談〉

  • 三宅さん、ショットとはいったい何なんでしょうか?  三宅 唱×蓮實重彥

〈『パンとサーカス』刊行記念インタビュー〉

  • 政治小説の復讐  島田雅彦 聞き手:石戸 諭

〈追悼・見田宗介〉

  • 先生と私  大澤真幸

〈『湯布院奇行』刊行記念エッセイ〉

  • とにかく遠くへ行きたかった。  燃え殻

〈最終回〉

  • 薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪〔26〕 諏訪部浩一

〈『短篇七芒星』刊行記念書評〉

  • 短歌七芒星  木下龍也

〈コラボ連載〉

  • SEEDS 現代新書のタネ〔7〕敵・野獣・犯罪者  殺す側の論理と倫理に関する国際法思想について  西 平等

〈連載〉

  • の、すべて〔7〕  古川日出男
  • 見えない道標 〔14〕  若松英輔
  • 鉄の胡蝶は夢の記憶を歳月を彫るか〔48〕  保坂和志
  • 庭の話〔2〕  宇野常寛
  • 事務に狂う人々〔3〕  阿部公彦
  • 撮るあなたを撮るわたしを〔4〕  大山 顕
  • 世界の適切な保存 〔4〕  永井玲衣
  • なめらかな人〔5〕  百瀬 文
  • 文学のエコロジー〔6〕  山本貴光
  • 投壜通信〔4〕  伊藤潤一郎
  • 磯崎新論〔8〕  田中 純
  • 講談放浪記〔8〕  神田伯山
  • 地図とその分身たち〔10〕  東辻賢治郎
  • ケアする惑星〔13〕  小川公代
  • 言葉の展望台〔16〕  三木那由他
  • こんな日もある 競馬徒然草〔18〕  古井由吉
  • 旋回する人類学〔18〕  松村圭一郎
  • 現代短歌ノート二冊目〔23〕  穂村 弘
  • 日日是目分量〔24〕  くどうれいん
  • Nの廻廊〔14〕  保阪正康
  • 「近過去」としての平成〔29〕  武田砂鉄
  • 星占い的思考〔29〕  石井ゆかり
  • 所有について〔16〕  鷲田清一
  • 辺境図書館〔29〕  皆川博子
  • 〈世界史〉の哲学〔142〕  大澤真幸
  • 文芸文庫の風景〔20〕  水戸部 功
  • ゴッホの犬と耳とひまわり〔27〕  長野まゆみ
    鉄の胡蝶は記憶に歳月は夢に彫るか〔45〕  保坂和志
    二月のつぎに七月が〔40〕  堀江敏幸
    なめらかな人〔2〕  百瀬 文
    文学のエコロジー〔3〕  山本貴光
    磯崎新論〔5〕  田中 純
    講談放浪記〔5〕  神田伯山
    地図とその分身たち〔7〕  東辻賢治郎
    食客論〔7〕  星野 太
    ケアする惑星〔10〕  小川公代
    言葉の展望台〔13〕  三木那由他
    こんな日もある 競馬徒然草〔15〕  古井由吉
    旋回する人類学〔15〕  松村圭一郎
    現代短歌ノート二冊目〔20〕  穂村 弘
    日日是目分量〔21〕  くどうれいん
    薄れゆく境界線 現代アメリカ小説探訪〔23〕  諏訪部浩一  
    「近過去」としての平成〔26〕  武田砂鉄
    星占い的思考〔26〕  石井ゆかり
    所有について〔13〕  鷲田清一
    辺境図書館〔26〕  皆川博子
    国家と批評〔23〕  大澤 聡
    〈世界史〉の哲学〔141〕  大澤真幸
    文芸文庫の風景〔17〕  水戸部 功
    極私的雑誌デザイン考〔26〕  川名 潤

〈随筆〉

  • 池上さん、短歌流行っていますね  池上規公子
  • ネクタイと、世界のくぼみについて  稲垣 諭
  • 問い、問われ、生きて死んで、また生きる  稲葉俊郎
  • 好きな街  小原 晩
  • 利き詩のすすめ  九段理江
  • 花と抽象と二・五次元  筒井晴香

〈書評〉

  • 『平成転向論  SEALDs 鷲田清一 谷川雁』小峰ひずみ  戸谷洋志

〈創作合評〉

  • 「グッバイ、メルティ」杉本裕孝
  • 「この世の喜びよ」井戸川射子
  • 「ギフテッド」鈴木涼美
  •  長瀬 海×森山 恵×山下澄人