表紙画像

キリストの神を描く新連作短篇

島本理生「夜のまっただなか」


詩の本質をえぐる意欲作

四元康祐「偽詩人抄伝」


鼎談「批評とは何か」

鷲田清一×大澤真幸×熊野純彦


黒井千次「からの椅子」

古井由吉「雨の裾」


滝口悠生「泥棒」

山内マリコ「かわいい結婚」

群像(10月7日発売)
定価(税別):905円:A5版

キリストの神を描く新連作短篇

島本理生「夜のまっただなか」

「日本という国自体にキリスト教が必要だったときは、おそらくありません」、金井先生はそう言い切った――。大学の名前だけで神学科を選んだ琴子は、周囲の勧めでミスキャンパスに出場するものの、結果は八人中八位。恥ずかしさで逃げ帰る途中、タレント事務所につとめるという男性に声を掛けられ……。頼るもののないこの国で、不安をかかえ生きる少女たちと、それを利用する男たち。新連作短篇第一回「夜のまっただなか」島本理生が新境地に挑みます。

・・・続きはこちら

詩の本質をえぐる意欲作

四元康祐「偽詩人抄伝」

誰より詩を愛しているにもかかわらず、徹底的に“書く”才能がなかった吉本昭洋。大学時代に身に着けた語学力の助けもあり商社勤めとなった彼は、海外赴任先で華やかなる「詩祭」に出会う。そこで見つけたのは、日本では知られていない瑞々しい詩の数々だった――。「偽詩人抄伝」、詩人としても名高い四元康祐が、詩の本質を、ひとりの男の人生とともに描く意欲作です。

・・・続きはこちら

鼎談「批評とは何か」

鷲田清一×大澤真幸×熊野純彦

「群像新人文学賞」から分離し、新たに創設された「群像新人評論賞」。その選考委員となった鷲田清一大澤真幸熊野純彦が、批評とは何か、新人賞応募作に期待することは何かを語ります。論文と批評の違い、特異性と普遍性、そして吉本隆明・柄谷行人が与えたインパクトとは。

・・・続きはこちら

黒井千次「からの椅子」

古井由吉「雨の裾」

黒井千次の連作、第四回は「からの椅子」。父親を病院に送り届けた息子は、父の定位置であった安楽椅子にふと腰掛けてみる。そして導かれるように、天袋から見つけ出した父親の手記に向かうのだった――。

母親が癌で入院していたとき、私は毎日のように病院に通った。誰より熱心に母を看病してくれたのは、ろくな世話も出来ない男の私ではなく、私の「女」だった。古井由吉の連作「雨の裾」、必読です。

・・・続きはこちら

滝口悠生「泥棒」

山内マリコ「かわいい結婚」

私たち夫婦のご近所さんであるアマチュア女性落語家・伊澤さん。姿をめっきり見なくなったと思っていたら、入れ替わるように、スケボーを走らせる若い男がうろつき出して……。滝口悠生「泥棒」、短篇「かまち」の続編です。

下着屋の店長としてバリバリ働いていたひかりは、義両親からの希望もあって、結婚をきっかけに家庭に入ることに。そこで初めて判明した驚愕の真実――家事って全然楽しくない! 「かわいい結婚」、新鋭・山内マリコが専業主婦の苦悩を生き生きと描きます。

・・・続きはこちら

小池昌代さんの『たまもの』(講談社2014年6月刊)が、第42回泉鏡花文学賞(金沢市主催)を受賞しました!

 『たまもの』(講談社2014年6月刊)

昔の男から、赤ん坊をあずかったーー。

血のつながらない息子とのかけがえのない日々を描く傑作。

中島京子さんの『妻が椎茸だったころ』(講談社2013年11月刊)が、第42回泉鏡花文学賞(金沢市主催)を受賞しました!

 

 『妻が椎茸だったころ』(講談社2013年11月刊)

「人」への執着、「花」への妄想、「石」への煩悩……

ちょっと怖くて愛おしい、五つの『偏愛』短篇集。

本谷有希子さんの『自分を好きになる方法』(講談社2013年7月刊)が、第27回三島由紀夫賞(新潮社主催)を受賞しました!

 

『自分を好きになる方法』(講談社2013年7月刊)

いつのまに、こんな遠くまで来てたんだろう。
ほんとうに分かりあえる誰かと、出会いたかっただけなのに。

16歳のランチタイム、28歳のプロポーズ前夜、34歳の結婚記念日、
47歳のクリスマス、3歳のお昼寝時間、63歳の何も起こらない一日……

ささやかな孤独と願いを抱いて生きる女性の一生を「6日間」で描く
大江健三郎賞(『嵐のピクニック』)につづく新境地長篇小説!

書籍書影
献灯使
多和田葉子
2014年
10月30日発売
書籍書影
ルンタ
山下澄人
2014年
10月28日発売
書籍書影
死に支度
瀬戸内寂聴
2014年
10月28日発売
書籍書影
ファンタズマゴーリア
岡崎祥久
2014年
9月29日発売