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創刊75周年記念号①【100枚一挙】高橋源一郎「オオカミの」


小特集・多和田葉子【新連載】多和田葉子「太陽諸島」【批評】池澤夏樹 野崎 歓


【批評/エッセイ】柄谷行人 蓮實重彦 安藤礼二 吉川浩満


【創作】瀬戸内寂聴 町田 康 諏訪哲史 上田岳弘 藤野可織

【野間文芸賞・野間文芸新人賞発表】

【新連載】東辻賢治郎

群像2021年10月号(9月7日発売)
特別定価1500円:A5版

創刊75周年記念号①【100枚一挙】高橋源一郎「オオカミの」

今月から3ヵ月連続で「創刊75周年記念号」と銘打ちお届けします。

第1弾の巻頭は、高橋源一郎さんの100枚読み切り創作「オオカミの」です。デビュー作『さようなら、ギャングたち』が「群像」に掲載されてから40年。「いま」とも「さき」とも読むことのできる、固有名詞のなくなった世界が描かれます。

・巻頭一挙掲載
「あなたにオススメの」 本谷有希子
「推子のデフォルト」……〈等質〉になれない子を抱えたママ友の悩みは、推子にとって最高のコンテンツだった。
「マイイベント」……巨大台風が近づきつつある川沿いのマンションで、渇幸はわくわくを抑えきれない。
・読み切り
「こんにちは赤ちゃん」 小林エリカ
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小特集・多和田葉子【新連載】多和田葉子「太陽諸島」【批評】池澤夏樹 野崎 歓

『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』に続く、多和田葉子さんの連作長篇「太陽諸島」が連載開始。池澤夏樹さんによる『地球にちりばめられて』文庫解説と、野崎歓さんが絵本『オオカミ県』(多和田葉子・文 溝上幾久子・絵)を論じた批評で小特集を組みました。

・短期集中連作
「ケアの倫理とエンパワメント オスカー・ワイルドの越境するケア――三島由紀夫、多和田葉子の全人類的視点」 小川公代
・連載完結
「ショットとは何か」 蓮實重彦
・読み切り
「人間―でないもの」 樫村晴香
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【批評/エッセイ】柄谷行人 蓮實重彦 安藤礼二 吉川浩満

交換様式から生じる観念的な「力」の正体をもとめて――「探究」の途次にある柄谷行人さんの特別エッセイ「霊と反復」

蓮實重彦さん「窮することで見えてくるもの」は、大江健三郎『水死』論。文中におかれた「窮境」という一語を通して作品を新たな地平へとひらく文芸批評です。

安藤礼二さんの連作「空海」と、本誌で連載が続く大澤真幸さんのライフワーク「〈世界史〉の哲学」の「近代篇」を吉川浩満さんが読みとく「後ろ向きの予言書」

2020年のジョン・レノン
「1962年のハンバーガー」 片岡義男
「星の歌」 高橋久美子
「アミラル」 向井康介
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【創作】瀬戸内寂聴 町田 康 諏訪哲史 上田岳弘 藤野可織

【野間文芸賞・野間文芸新人賞発表】

重篤の病床にある男を見舞う女は、彼の妻よりも年上だった。男女の繋がりの深奥に迫る掌篇。(瀬戸内寂聴「その日まで」

ストーカーだろうが猪に襲われるのを見殺しにしてよいわけではない。それが人道というものだ。(町田 康「ジビエ料理 クズ人間一本勝負」

貸本屋のおじさん自らが描いた貸本漫画十七冊に胸躍らせた、短くも濃密な小学四年の夏休みが、読書ノートから甦る。(諏訪哲史「貸本屋うずら堂」

後輩が仕事を辞め、YouTuberになった。早くロボットになりましょうよ。(上田岳弘「Robots」

異性愛者で恋愛をし、結婚を望んでいるということを前提に進む会話。そのたびにきららは少し驚いた。(藤野可織「幸せな女たち」

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【新連載】東辻賢治郎

「私たちがいるのはここですね」――世界と身体と紙片の奇跡的結合。地図を片手に存在を問い直す、東辻賢治郎さん冒険的新連載「地図とその分身たち」がスタート。

【論点】
「その警官、友人につき」 阿部大樹
「私たちは行列する——2020年アメリカ大統領選挙を見つめて」 シェリーめぐみ
「本当なのは一瞬だった」 ジョン・フリーマン 小澤身和子訳
「日本の「自粛警察」とファシズム——ドイツとの比較から考える」 田野大輔
「コミュニケーション的暴力としての、意味の占有」 三木那由他
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石沢麻依さんの「貝に続く場所にて(「群像」2021年6月号掲載)が、第165回芥川賞を受賞!

『貝に続く場所にて』 (講談社2021年7月刊)

コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。静謐な祈りをこめて描く鎮魂の物語。 
ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。人を隔てる距離と時間を言葉で埋めてゆく、現実と記憶の肖像画。

乗代雄介さんの『旅する練習』が第34回三島由紀夫賞を受賞しました!

『旅する練習』(講談社2021年1月刊)

中学入学を前にしたサッカー少女と、小説家の叔父。
2020年、コロナ禍で予定がなくなった春休み、
ふたりは利根川沿いに、徒歩で千葉の我孫子から鹿島アントラーズの本拠地を目指す旅に出る。
ロード・ノベルの傑作!

松浦寿輝さんの『人外』が第72回野間文芸賞を受賞しました!

『人外』(講談社2019年3月刊)

神か、けだものか。アラカシの枝の股から滲みだし、四足獣のかたちをとった「それ」は、予知と記憶のあいだで引き裂かれながら、荒廃した世界の風景を横切ってゆく。死体を満載した列車、空虚な哄笑があふれるカジノ、書き割りのような街、ひとけのない病院、廃墟化した遊園地。ゆくてに待ち受けるのは、いったい何か?世界のへりをめぐるよるべない魂の旅を描く傑作小説。

新着ニュース
2021.09.07【NEW】
「群像」創刊75周年記念!高橋源一郎×穂村弘トークイベントが10月14日(木)19:30から丸善ジュンク堂書店オンラインイベントで開催されます。
書籍書影
レンマ学
中沢新一
2019年
8月8日発売
書籍書影
窓の外を見てください
片岡義男
2019年
7月24日発売
書籍書影
掃除婦のための手引き書
ルシア・ベルリン 岸本佐知子・訳
2019年
7月10日発売
書籍書影
川っぺりムコリッタ
荻上直子
2019年
6月27日発売