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第8回大江健三郎賞 受賞作発表!


村田沙耶香「殺人出産」

笙野頼子「未闘病記」


創作 川上弘美、古井由吉、川崎 徹


新連載評論 沼野充義「チェーホフとロシアの世紀末」


『寂しい丘で狩りをする』刊行記念対談

辻原 登×滝田洋二郎

群像(4月7日発売)
定価(税別):905円:A5版

第8回大江健三郎賞 受賞作発表!

第8回大江健三郎賞が決定いたしました。2013年に刊行された「文学の言葉」を用いた作品の中から選ばれた受賞作は、英語、フランス語、ドイツ語のいずれかに翻訳されます。大江健三郎による選評「新しい作家が規範を作る――八年間の賞選考から」では、受賞作の瑞々しさが取り上げられています。

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村田沙耶香「殺人出産」

笙野頼子「未闘病記」

「10人産んだら、一人殺せる」。人口減少に歯止めが掛からなくなったいつかの日本。10人子供を産んだら、一人殺してもいい。そんな「殺人出産システム」が導入されて……。「殺人出産」村田沙耶香にしか書けない衝撃作です。

膠原病であることが発覚した著者だったが、医師の助けと自分の努力で、「できること」は増えていく。信号のボタンが押せる。庭の手入れができる。音楽と綺麗な入浴剤を持ち込んで、お風呂はゆっくりと。私は「しな、ない」し、「なんでも/できる」のだ――。爽やかな感動に彩られた笙野頼子「未闘病記――膠原病、『混合性結合組織病の』」、完結です。

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創作 川上弘美、古井由吉、川崎 徹

「私」は十人で生まれたが、七人は育ちきらずに「終わった」らしい。残った「私」たちは、大きな母に育てられ――。少しふしぎな世界を描いた川上弘美「水仙」。連作開始です。

古井由吉の連作、三回目のタイトルは「踏切り」。叔父はかつて、踏切りに飛び込もうとした男を止めたことがあるらしい。それはなんとも妙な経験で……。

CMプランナーの「わたし」は、海外で観光用馬車の馬が死ぬところを目撃する。そういえば子供の頃、同じように馬が倒れるのを見たことがあった。確か、学年で一番野球ができるムラカミが一緒だったはずだ――。川崎徹『ムラカミのホームラン』、懐かしいCMも登場するあたたかな物語です。

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新連載評論 沼野充義「チェーホフとロシアの世紀末」

チェーホフの作品に登場する子供たちの多くは不幸である。少年「ワーニカ」は見習い奉公先でひどい扱いを受け、短篇「ねむい」のワーリカは子守りと家事で睡眠不足になり赤ん坊を絞め殺す。チェーホフ自身が、辛い子供時代を過ごしていたことに由来するのだろうか。沼野充義による待望のロシア文学論チェーホフとロシアの世紀末」、スタートです!

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『寂しい丘で狩りをする』刊行記念対談

辻原 登×滝田洋二郎

強姦犯人が出所後、被害者を逆恨みし惨殺したという「日本たばこ産業OL殺人事件」。犯人は異常だが、もしかすると、男はみな何らかの暴力性を抱えているのかもしれない――。そのような思いから、この事件をモデルに『寂しい丘で狩りをする』を書いたという辻原登。映画へのオマージュも込められた本作をめぐって、『壬生義士伝』『おくりびと』で知られる映画監督・滝田洋二郎と対談しました。

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保坂和志さんの『未明の闘争』(講談社2013年9月刊)が、第66回野間文芸賞(講談社主催)を受賞しました!

 

『未明の闘争』(講談社2013年9月刊)

やみくもに
大切なものを抱きしめたり、
ロッド・スチュワートが聴きたくなったり、
眠ったり、子供の頃を思い出したり、
セックスしたり、叫びたくなったり、
何処か知らない所に行きたくなる、
富士山と文学と音楽と猫と世界への愛にあふれた小説

川上未映子さんの『愛の夢とか』(講談社2013年3月刊)が、第49回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)を受賞しました!

 

『愛の夢とか』 (講談社2013年3月刊)

あのとき、ふたりが世界のすべてになった。

なにげない日常がゆらぎ、光放つ瞬間をとらえた、七つの物語。

『ヘヴン』『すべて真夜中の恋人たち』と一作ごとに新境地を開拓する川上未映子の多彩にきらめく魅力が一冊になった短編小説集!

三木卓さんの『K』(講談社2012年5月刊)が、第24回伊藤整文学賞(北海道小樽市など主催)を受賞しました!

 

『K』 (講談社2012年5月刊)

なぜ、こんなにも心にしみるのだろう……。
逝ってしまった妻・Kへの想い。
半世紀に及ぶある夫婦の物語。

円満とはいえなかった夫婦生活を、優しさとユーモアに溢れた眼差しで振り返るとき、そこにはかけがえのない「愛」と呼べるものがあった――。

書籍書影
御命授天纏佐左目谷行
日和聡子
2014年
3月28日発売
書籍書影
寂しい丘で狩りをする
辻原 登
2014年
3月28日発売
書籍書影
金を払うから素手で殴らせてくれないか?
木下古栗
2014年
3月26日発売
書籍書影
猫の目犬の鼻
丹下健太
2014年
3月26日発売