15年ぶりの連載小説!

大江健三郎「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」

3・11後の崩壊の中、書き始められた「最後の小説」。「晩年の様式を生きるなかで」書き記す文章となるので、“In Late Styly”と名付よう――大江健三郎、15年ぶりの新連載!


長篇一挙掲載370枚!

堀江敏幸「燃焼のための習作」

雷雨がやむまで、もうしばらく――終わらない謎解き、溶け合う会話、習作という名の驚くべき試み。堀江敏幸、初めての書き下ろし長篇をご堪能下さい。


私を包む光の柱は栄光なのか?

新・連作小説 町田 康「ホサナ」

犬と共に初めて参加したバーベキューで、人々に迫る巨大な光の柱。私は栄光に包まれた――。町田 康の連作小説「ホサナ」がスタート!


新年特別寄稿 筒井康隆、松浦寿輝、島本理生、青木淳悟、林 京子

筒井康隆の小説が「群像」初登場です! 松浦寿輝、島本理生、青木淳悟による短篇、林 京子の随筆をお楽しみ下さい。


野間文芸賞・新人賞発表

多和田葉子、本谷有希子が登場

第64回野間文芸賞を受賞した多和田葉子はデビュー20周年。母語の外に身を置いた創作活動に、沼野充義が迫るインタビューは必読です。

第33回野間文芸新人賞を受賞した本谷有希子と、選考委員の島田雅彦が、カタルシスとリアリティーを超えた小説のあり方について語り合います。


〈新連載〉

晩年様式集(イン・レイト・スタイル)〔1〕

大江健三郎

〈創作〉

燃焼のための習作  堀江敏幸

〈新・連作小説〉

ホサナ〔1〕  町田 康

〈新年特別寄稿〉

〈短篇〉

教授の戦利品  筒井康隆

ミステリオーソ  松浦寿輝

たそがれ  島本理生

薄紫雲間源氏  青木淳悟

〈随筆〉

つれづれの記  林 京子

〈インタビュー〉

『恋する原発』――処女作への回帰と小説家の本能  高橋源一郎 聞き手・佐々木 敦

〈評論〉

綿矢りさと消費社会の神話  田中弥生

〈野間文芸賞・野間文芸新人賞発表〉

第64回野間文芸賞受賞作

「雪の練習生」 多和田葉子

受賞の言葉/選評(秋山 駿 奥泉 光 佐伯一麦 坂上 弘 高橋源一郎 津島佑子 町田 康)

第33回野間文芸新人賞受賞作

「ぬるい毒」 本谷有希子

受賞の言葉/選評(島田雅彦 多和田葉子 星野智幸 堀江敏幸 松浦理英子)

〈記念インタビュー〉

母語の外に出るのは決死の遊び

多和田葉子 聞き手・沼野充義

〈記念対談〉

ポスト・カタルシス、ポスト・リアリティー

島田雅彦×本谷有希子

〈連載小説〉

雲をつかむ話 最終回  多和田葉子

夜は終わらない〔5〕  星野智幸

燃える家〔15〕  田中慎弥

昼田とハッコウ〔23〕  山崎ナオコーラ

未明の闘争〔27〕  保坂和志

〈連載評論〉

〈世界史〉の哲学〔34〕  大澤真幸

〈連載〉

現代短歌ノート〔22〕  穂村 弘

「生」の日ばかり〔34〕  秋山 駿

映画時評〔37〕  蓮實重彦

〈随筆〉

骨抜きのジョギング  小川洋子

底無しのみどろが沼の藻や死骸  伊藤比呂美

人生デジタルを知る  佐藤良明

「マイナー文学」と小説狂の詩(うた)  諏訪哲史

〈私のベスト3〉

ダークなお話  髙樹のぶ子

2011年私が見た東映映画の「新作」  坪内祐三

愛しのデパ地下  小沼純一

〈書評〉

藝術と人生(『持ち重りする薔薇の花』丸谷才一)  小池昌代

「正義」の不可避な猥褻性(『ジェントルマン』山田詠美)  大澤真幸

悪を濃縮するということ(『王国』中村文則)  井口時男

ある戦後(『福永武彦戦後日記』福永武彦)  菅野昭正

〈創作合評〉

三浦雅士+鹿島田真希+鴻巣友季子

「問題の解決」岡田利規(群像2011年12月号)

「土産」松井 周(群像2011年12月号)

「今宵ダンスとともに」墨谷 渉(群像2011年12月号)