新連載「屋根屋」村田喜代子

短篇「人生ゲーム」綿矢りさ

村田喜代子の連載「屋根屋」がスタート! 雨漏りを直すため家に通うようになった“屋根屋”と、専業主婦の“私”の交流を描く。

綿矢りさの短篇「人生ゲーム」が登場。遊びだと思っていた人生ゲームの予言が、三人の幼なじみの運命を翻弄していく・・・・・・。


中篇二本立て

三輪太郎 佐飛通俊

三輪太郎の中篇「オオクニヌシたち」。政治家の息子であるにもかかわらず、出雲大社の祭神・オオクニヌシに興味を惹かれ、歴史研究の道を歩みだした潔。大学教員となった彼の前に、優秀で魅力的な女子学生・千津が現れた――。

佐飛通俊「さしあたってとりあえず寂しげ」。一流大学を出たけれど派遣社員になった菜子は、会社に馴染めず恋人もおらず“寂しげ”だ。ある日、クリーニング店で働きながら夢を追う青年と出会うが・・・・・・。


特別企画 阿部和重『クエーサーと13番目の柱』を読む

『ピストルズ』以来2年ぶりの長篇小説となる、阿部和重『クエーサーと13番目の柱』刊行記念企画。佐々木 敦の評論「DAYDREAM BELIEVER」と、『私のいない高校』で三島由紀夫賞を受賞し、いま最注目の青木淳によるオマージュ短篇「MEDSYS(マルチエンディングシステム)の別解」を掲載!


『嵐のピクニック』刊行記念インタビュー 本谷有希子

奇想がはじけ飛ぶ13本の短篇からなる新刊『嵐のピクニック』を発表した本谷有希子に、女性作家に関する連作評論が話題を呼んだ田中弥生がインタビュー。著者が初めてショートショートに挑んだ本作。個性あふれる短篇たちの創作の秘密に迫ります。


特集「個人的な詩集」

伊藤比呂美、堀江敏幸、町田 康、松浦寿輝、三浦雅士

5人の作家があるテーマに沿って数篇の詩を選び、作り上げたアンソロジー「個人的な詩集」伊藤比呂美「『まじない』から『語り』まで」、堀江敏幸「それと わかる」、町田 康「崩落の詩」、松浦寿輝「青の変奏」、三浦雅士「死者の華やぎ」。古今東西の名詩たちと、編者による解説をお楽しみ下さい。


〈新連載〉

屋根屋  村田喜代子

〈短篇〉

人生ゲーム  綿矢りさ

〈中篇〉

オオクニヌシたち  三輪太郎

さしあたってとりあえず寂しげ  佐飛通俊

〈特集 個人的な詩集〉

「まじない」から「語り」まで  伊藤比呂美・編

それと わかる  堀江敏幸・編

崩落の詩  町田 康・編

青の変奏  松浦寿輝・編

死者の華やぎ  三浦雅士・編  

〈特別企画 阿部和重『クエーサーと13番目の柱』を読む〉

〈評論〉DAYDREAM BELIEVER  佐々木 敦

〈オマージュ短篇〉MEDSYS(マルチエンディングシステム)の別解  青木淳悟

〈インタビュー〉

嵐の短篇13本ノックを終えて  本谷有希子 聞き手・田中弥生

〈短期集中連載 2/4回〉

三姉妹  福永 信

〈連作短篇〉〔4〕

+-(加減)  長野まゆみ

〈連作評論〉〔2〕

折口信夫の言語  安藤礼二

〈連載小説〉

地上生活者 第五部 邂逅と思索〔6〕   李恢成

晩年様式集(イン・レイト・スタイル)〔7〕   大江健三郎

夜は終わらない〔12〕   星野智幸

燃える家〔22〕   田中慎弥

未明の闘争〔34〕   保坂和志

〈連載評論〉

フランス文学と愛〔7〕   野崎 歓

〈世界史〉の哲学〔41〕    大澤真幸

〈連載〉

現代短歌ノート〔29〕   穂村 弘

「生」の日ばかり〔41〕   秋山 駿

映画時評〔44〕   蓮實重彦

〈随筆〉

巫女としてのK  三木 卓

四十四年前の「君」へ  鹿島 茂

高校再訪  大島真寿美

プシキャットという男  中村和恵

〈私のベスト3〉

もう一度書きたいあのテーマ  津村記久子

壊れゆく船  宮下奈都

雨、三つ  由井鮎彦

〈書評〉

ポストモダンの掌篇集(『嵐のピクニック』本谷有希子)   筒井康隆

思い出を弔う場所(『最果てアーケード』小川洋子)   間宮 緑

美味しいものとゆったりした時間(『チマチマ記』長野まゆみ)   藤野千夜

心のなかの光と闇(『七夜物語』川上弘美)   松永美穂

世界で一つの剣筋で書かれた小説(『武曲』藤沢 周)  羽田圭介

〈創作合評〉

清水良典+円城 塔+柴崎友香

「朝がある」柴 幸男(群像2012年7月号)

「文字の消息」澤西祐典(すばる2012年7月号)

「もし、世界がうすいピンクいろだったら」墨谷 渉(群像2012年7月号)