群像2010年1月号

〈新連載〉

わたしの彼氏〔1〕青山七恵

鮎太朗には三人の姉がいる。注目の新鋭、初めての連載開始!

孤独の発明〔1〕三浦雅士

「青春の終焉」「出生の秘密」に続く、本格文芸批評第三部がいよいよスタート

寂聴まんだら対談〔1〕「女として」ではなく「人として」書く 瀬戸内寂聴×山田詠美

「青春の終焉」「出生の秘密」に続く、本格文芸批評第三部がいよいよスタート


〈特別講演〉新刊『水死』刊行「後期の仕事(レイトワーク)」の現場から  大江健三郎

新作『水死』に描く「時代の精神」と、自身の小説作法を語る


〈連作小説 シリーズ「願い」〉

ファウルボール藤野千夜


〈対談〉小説と批評のあわいを越えて富岡多恵子×安藤礼二

隠者たちの人間像を描く、新しい表現ジャンルの起源に迫る


〈特集〉戦後文学を読む〔2〕武田泰淳

〈合評〉「蝮のすえ」「わが子キリスト」  奥泉 光×松永美穂×鹿島田真希

〈再録〉蝮のすえ  武田泰淳

〈評論〉『ひかりごけ』ノート  山城むつみ


もくじ

〈創作〉

小鳥  川上弘美

塔  松浦寿輝

七緒のために  島本理生
彼女と出会ったのは、中学二年生のときだった。特別な時期の特別な光景を、瑞々しくも息苦しい文体で描く

〈連載小説〉

裂〔2〕花村萬月

未明の闘争〔3〕保坂和志

日本文学盛衰史 戦後文学篇〔4〕高橋源一郎

末裔〔5〕絲山秋子

地上生活者 第四部〔17〕李恢成

歌うクジラ〔40〕村上 龍

〈連載評論〉

村上春樹の短編を英語で読む〔5〕加藤典洋

〈世界史〉の哲学〔11〕大澤真幸

異邦の香り――ネルヴァル『東方紀行』論〔14〕野崎 歓

東と西――横光利一の旅愁〔18〕関川夏央

〈連載〉

「生」の日ばかり〔10〕秋山 駿

映画時評〔13〕蓮實重彦

〈随筆〉

同じ命を生きるものとして  林 京子

怒りを天に雪つぶて  鎌田 慧

日本に紹介したい海外作家たち  中島京子

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・オキナワ  丸岡大介

〈新企画〉私のベスト3

ピクサーの三本  津村記久子

我が家のレベル・ミュージック  モブ・ノリオ

来年のベスト3でもあるかもしれない  福永 信

〈書評〉

狙った言葉と無縁の世界 鴻巣友季子『背中の記憶』長島有里枝

二十一世紀の日本語の冒険 田中和生『猫の水につかるカエル』川崎 徹

「悪」の側から照射する 宇野常寛『掏摸(すり)』中村文則

いたいけな罪悪感 鈴木清剛『昨日みたバスに乗って』小林紀晴

映画の娘 関川夏央『女優 岡田茉莉子』岡田茉莉子

〈創作合評〉

黒井千次+田中慎弥+蜂飼 耳

「ミート・ザ・ビート」羽田圭介(文學界2009年12月号)

「逆光」荻世いをら(群像2009年12月号)

「カルテ」墨谷 渉(群像2009年12月号)