長篇一挙掲載 片岡義男「窓の外を見てください」

短編小説の物語を探している男がめぐり逢う、新たな旅立ちを模索する女たち。出会いが不思議な人間関係を紡ぎ出す。片岡義男の長篇を一挙掲載「窓の外を見てください」


新連作 笙野頼子「会いに行って――静流藤娘紀行」

これは、私淑する作家・藤枝静男についての「私小説」ならぬ「師匠説」――。藤枝静男の作品と生涯をたどり、私小説を追求する渾身の連作。笙野頼子「会いに行って――静流藤娘紀行」

創作
藤代 泉「藍色」、小林エリカ「父たちの冒険 The Adventures of Fathers」、李 琴峰「セイナイト」、
評論
矢野利裕「無数のざわめきとともに騒げ!――いとうせいこう論」、石橋正孝「絵画・推理・歴史――シャーロック・ホームズの「歴史戦」」
アメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」の翻訳文学部門に多和田葉子氏の「献灯使」(翻訳:マーガレット満谷/初出:「群像」2014年8月号)が選ばれた。受賞記念を記念して、阿部公彦「檻の中のライオン」、都甲幸治「死より詩を――多和田葉子の文章」、小澤英実「パフォームする言葉たち」を掲載!

特別対談 保坂和志×郡司ペギオ幸夫「芸術を憧れる哲学」

特集 文学にできることを Ⅰ〈短篇創作〉
瀬戸内寂聴、笙野頼子、日和聡子、高橋弘希、小山田浩子

人工知能、自然知能とは異なる「天然知能」とは何か。作家と研究者がともに言う「待つこと」の意味とは。「創造すること」の際をめぐって、語り合う。保坂和志×郡司ペギオ幸夫「芸術を憧れる哲学」

私たちは何処から来て何処へ行くのか。何事を感じ何事を思うのか。如何に読み如何に書くのか。今、できることは何か。新シリーズ「文学にできることを」第一弾、短篇創作特集。瀬戸内寂聴「遺言」、笙野頼子「返信を、待っていた」、日和聡子「鏡」、高橋弘希「21ピース 日曜日の人々(サンデー・ピープル)〈付録と補遺〉」、小山田浩子「夜神楽の子供」

特別寄稿 いとうせいこう「「国境なき医師団」を見に行く 日本編」

野間文芸賞・野間文芸新人賞 受賞記念企画
随筆・橋本治 対談・金子 薫×高橋源一郎、乗代雄介×保坂和志

災害、紛争、貧困、性暴力――世界各地で困難と向きあう「国境なき医師団」の活動に同行しルポを続けてきた著者が、日本で出会った新たな発見とは? いとうせいこう「「国境なき医師団」を見に行く 日本編」

 

第71回野間文芸賞を受賞した橋本治による随筆「『草薙の剣』――六人の主人公と七番目の男」。第40回野間文芸新人賞を受賞した金子薫と乗代雄介。金子の小説の秘密を高橋源一郎が解き明かしていく対談「小説世界を作り出す架空の言葉たち」。一方、乗代は、対談「書かない者のまなざしを忘れて書くことはできない」で保坂和志と語り合う。

連続対談完結 富岡幸一郎×佐藤優「「危機の時代」を読み解く Ⅳ子どもを救え」

多和田葉子の新連載「星に仄めかされて」

富岡幸一郎×佐藤 優による連続対談「「危機の時代」を読み解く」が完結。「急ぎつつ待つ」とはどいういうことか。


〈長篇一挙掲載〉

窓の外を見てください  片岡義男

〈新連作〉

会いに行って――静流藤娘紀行  笙野頼子

〈特別対談〉

芸術を憧れる哲学  保坂和志×郡司ペギオ幸夫

〈特別寄稿〉

「国境なき医師団」を見に行く 日本篇  いとうせいこう

〈連続対談完結〉

「危機の時代」を読み解く Ⅳ子どもを救え  富岡幸一郎×佐藤 優

〈連載完結〉

湘南夫人〔10〕  石原慎太郎

〈連載〉

星に仄めかされて〔5〕  多和田葉子

チーム・オベリベリ〔6〕  乃南アサ

鉄の胡蝶は記憶に夢を歳月は彫るか〔10〕  保坂和志

帝国の黄昏〔10〕  花村萬月

御社のチャラ男〔13〕   絲山秋子

おおきな森〔14〕   古川日出男
二月のつぎに七月が〔20〕  堀江敏幸
ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain〔12〕ブレイディみかこ
出雲神話論〔17〕  三浦佑之

おおきな森〔17〕   古川日出男

ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain〔15〕ブレイディみかこ

全体論と有限 ーひとつの「小説」論ー〔6〕 佐々木 敦

出雲神話論〔20〕  三浦佑之

人間とは何か──フランス文学による感情教育──〔22〕   中条省平

〈世界史〉の哲学〔114〕  大澤真幸

現代短歌ノート〔108〕  穂村 弘

〈随筆〉   

午前一時の垂訓  南 直哉

ネット友達  小竹由美子

わたしの声を言葉にする  橋本倫史

正しさから愛と対話へ  上妻世海

〈書評〉

災害の記憶を辿る長いバス旅(『山海記』佐伯一麦)  川本三郎

美しい妻が秘め続けた思い(『あちらにいる鬼』井上荒野)  佐久間文子

私たちに付け足される力(『私に付け足されるもの』長嶋有)  石井千湖

文学のゲシュタルト原理(『居た場所』高山羽根子)  小川 哲

〈創作合評〉 

佐伯一麦×陣野俊史×石田 千

「ショパンゾンビ・コンテスタント」町屋良平(新潮2019年4月号)

「トリニティ、トリニティ、トリニティ」小林エリカ(すばる2019年4月号)